叔母夫婦が娘のいる北海道に永住することになり、秋田の家を処分することになった。蔵書が大分あり、持って行けないというのでブックオフを紹介したところ、250円くらい置いていったようだ。すると1冊1円くらいだったのかなと思っていたが、まだ大分残っていたので、あきた文学資料館に寄付することにした。どの程度まで、受け入れてくれるのか分からなかったので、当初は秋田や短歌関係のもの(叔母は歌人)を持って行き、その後、それ以外のものも寄贈した。他の人の寄贈目録のようなものを見て、まだいいのかなと思って解体中の家に寄ってみたが、すでに本はゴミと一緒に処分されたようだった。(北海道に帰った叔母の話だと、6月から解体ということであったのだが。)
蔵書の中には、昔の秋田文化の本もあり、それは小生がもらった。『秋田の山河』、『続秋田の山河』『あきたの灯 川反物語』(いずれ画像をアップしたい)。また、古くなったが『中国の歴史』(全12巻くらい)など。
実は、寄贈しようと最後に考えたのは、ソ連・中央アカデミー版の『世界の歴史』(こんなのは県立図書館にもないのでは?)。レーニンは、いちおう小生が保管した。しかし、こういったものを、今持っていても見ることがなく、また本を置くスペースがなかったとしても、ただゴミと一緒に捨てるのは、他人事ながら、共産党員としてはどうなのか、と考えざるをえなかった。
小生も、昔の「スイングジャーナル」「ダ・カーポ」など、処分し始めている。今年中には、レコードを聞ける環境にしたいが、本は、なかなか処分しきれないでいる。
資料館の寄贈図書に『日本残虐物語』5冊とあったが、『日本残酷物語』の間違いだろう。
この『残酷物語』は、多分小生は捨てることができない、いわば思想の原点のようなものである。その意味で、共産党員にとっての、レーニンとかが、気になったのである。
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