ビンボーチョー

迷惑メール
以前、知人のパソコンがウイルスにやられたせいだと思っているが、迷惑メールが大量に来た。それでアドレスを変えたところ、来なくなった。
個人事業を始めるに当たって携帯を購入、最初はどれくらいの契約が適切なのかわからないので最低にし、だんだん使用頻度に応じた契約にしようとドコモの窓口に行ったら、パケットで2000円くらい使っているという。何のことかと聞いたら、iモードとのこと。しかし、サイトを見たり、メールなんかやっていない。判明したのは、迷惑メールの受信料だということ。さっそく、パソコンからのメール受信を拒絶するように設定してもらったところ、来なくなった。静かだ。
更新日時:
2008.01.27 Sun.
三省堂・現代詩大事典
三省堂の『現代詩大事典』(20080220刊)を購入した。二、三秋田県関係のものをみたが、けっこう誤植が目立った。「舫」に、ぼう、とルビを振ったり(米屋猛の項)、秋山清が秋田清になっていたり(押切順三の項)、砂子屋書房が砂小屋書房(吉田文憲の項)になっていたりする。秋山清の場合、索引には、この頁は出ていないし、秋田清でもない。
秋田県関係は、押切順三・澤木隆子・吉田文憲・米屋猛か。
本文には「奥羽詩人」とか「処女地帯」とか出てくるが、詩集・雑誌の索引にはない。
詩人賞は、土井晩翠賞も、小熊秀雄賞も、伊東静雄賞も、資料としては、掲載されていない。朔太郎賞はある。どうせ、いろんな詩人の賞を載せてもたいしたページ数にはならないのだから、載せてもよかったのではないか。
編者が書いたようなコラムがあるが、載せる意味がないように思う。書かせろとごねたのか。くそったれ!
「東北の詩史」にある秋田県は、もう少し調べてみたい。ひどいという印象を持ったが。
 
更新日時:
2008.02.05 Tue.
退職金17万円
2月1日、秋田文化出版(株)から、退職金を振り込んだという連絡があった。きょう5日、銀行に行ったところ、17万が振り込まれていた。17、18年勤めたから、1年が1万という計算になる。
初めは、去年の12月に、日割り計算された給料と一緒に振り込むということだったが、来なかった。金がなくて振り込めないと思ってしまい、『秋田の名勝・天然記念物』を作った時、取材料が出ないので、40万前後自腹を切ったので、多少はそれと相殺になるくらいの金額かと思っていたが、あてがはずれた。
秋田文化出版社のときは、駄目になった時、中古のマツダ・ファミリア1300が退職金?代わりだった。しかし、秋田文化出版の伊藤社長は、それも秋田文化出版社の借金返済の一部で、勝手には処分されないものだったと言った。そういうことは、経営者同士で勝手にやってくれ。
こんな会社は、辞めてよかったのかも知れない。
 
更新日時:
2008.02.06 Wed.
わが町で本を出す/朝日新聞
図書館へ行ったついでに新聞を見たら載っていて面白かった。
 
引用開始
《いま出版は「冬の時代」だ。それでも志を胸に、わが町で本を出す人々がいる。それぞれの地方で筆者を探し、原稿を待ち校正をくり返し、在庫を抱え、印刷会社への支払いに悩みながら。》
引用終わり
 
13回2/14で終わっていた。
この取材の申込は秋田文化出版にもあった。しかし、伊藤社長が、自分は本作りのことはわからないといって、本作りも経営のこともわかる前社長の吉田総耕氏(仙台在住)に回そうとした。吉田氏は、仙台と秋田を一週間交替で往復しているので、取材も仙台でと連絡していた。結局取材を受けたのかどうかはわからないが、新聞に載っていなかったところを見ると、受けなかったのかも知れない。それとも、語るようなドラマはなかったので、載らなかったか。
秋田文化出版は、たぶん連載の趣旨とは違って、主として自費出版をやっていたので、借金をしてまで何らかの企画本を出すというような志はなかったといっていい。かりにあったとしても、それが形になっていなければないということと同じことだ。
小生に限れば、べつに自費出版のみの、編集プロダクションと同じでもかまわなかった。秋田文化出版社(秋田文化出版になる前の会社)がだめになり、秋田文化出版になったときから、抑圧的な社長のもと、企画をしようというような気持ちはなくなったいた。吉田朗氏が会社をだめにしたことを、なぜだめになったのかもよくわからないまま(口ぶりから判断して)、やり方を批判していた。自分が社長をしていた印刷会社に秋田文化出版社が借金があったので、つぶれると、自分の業績にひびくこともあり、そのまま引きうけたようなところもあった。会社を引き継いだことを、恩着せがましく、何度言われたことか。(そのぶん、前の会社よりは、給料が上がっているとしても。)
ある時は、うるさい社長に会いたくないばっかりに、帰社して直ぐ別の所に行ったとき、事故ってしまったことがある。前方不注視で。
更新日時:
2008.02.17 Sun.
嘘いうな、物ほしがるな、体だわるな。
以前、岩城町亀田の佐々木忠郎先生というお医者さんの追悼文集をつくったことがある。亀田で初めての百歳かと期待されていたが、その少し前になくなってしまった。「亀田風景」(句集)「異調同函」(歌集)など、ほぼ毎年のように出版していて、納品に行くと、いつも食事をご馳走になった。忠郎先生(町の人はこう呼んでいた)はいつものようにお酒も飲んだが、酒が体に悪いなんてこと、だれがいったのか、というふうであった。先生は、関東大震災のときは東大の医学部にいたとうかがったことがある(小生の記憶に間違いがなければ)。そして事情が許せば、そのまま細菌学教室に残りたかったようだ。
本にも使った色紙に、「嘘いうな、物ほしがるな、体だわるな」と書かれていた。最後の「だわるな」というのはどんな意味だろう、体をいたわるな(楽するな)という意味なのか。そんなことを思っていたら、この言葉が、忠郎先生の言葉ではなく、橘曙覧(たちばなあけみ)という幕末の歌人の言葉ということがわかった。そして、神一行『橘曙覧「たのしみ」の思想』によれば、体を大事にしろということらしい。
方言なのか、二三調べても辞書には載っていなかった。もちろん大きな辞典にはあるが、これにあうような意味はなかった。この本も積ん読だけで、読んでいない。かたずけものをしていたら出てきたので、思い出してこの文書を書いているというわけだ。
 
その後、ネットを探していたら
 
引用開始
嘘をつかず、分相応に暮らし、怠けずに働けば幸福は訪れるのだ。
だわるな=怠けるな
引用終了
 
とあった。また、平凡社の『大辞典』に、福井の方言として、ダワル=怠ける、とあった。とすれば、神一行のは、何なんだ?
更新日時:
2008.02.29 Fri.
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Last updated: 2008/4/4